Big Wood Panel 木造大型パネル受託加工サービス

Mitsubishi Shoji Construction Materials Corporation

開発者インタビュー

木造建築の次世代スタンダードを創る

古来より現在まで、木造建築の最もスタンダードな工法として広く建設されてきたのが「木造軸組工法」です。
この木造軸組工法(在来工法)は、大工で成立している工法です。いわば民(たみ)の工法であり、日本で唯一の「公的工法」とも言えます。
この公的工法の恩恵は大きく、日本のいたる場所での建設や自在な改修を可能としているのです。その要となっているのが「大工」です。

木造建築における
大工の重要性
大手のハウスメーカーであれ、規模の小さな工務店であれ、木造軸組工法による建設は、大工によって建設されます。ブランドは違えども、家づくりの核には必ず大工が存在しています。大工は、誰もが活用できる日本の優良な建設インフラと言っても過言ではないでしょう。それほど重要な存在なのです。 しかしながら急速な高齢化と後継者不足により、この貴重なインフラが近い将来大幅に減少することが確実な状況になっています。
大工の機能を補完する
イノベーション
このような状況下にあって、職人の育成は業界にとって必須事項ですが、熟練の大工を育てるのは一朝一夕にできることではありません。今いる大工達を大切にし、いかに活躍してもらうかが当面の課題です。そのためには
①大工の減少に先駆けて、まずは高齢化が進む。建て方や資材の搬入など、高齢となった大工に負担の大きい作業を軽減する技術を開発する。
②高齢化した大工は、内部造作などの作業に、その高い技術力を活かしてもらう。
つまり、大工の機能を補完するイノベーションが必要です。大工の機能補完は社会的なニーズであり、すべての関係者にとって有益です。
また、木造建設に限らず建設市場には多種多様の工法、それもクローズドな工法があふれています。標準無き工法乱立状態は、全体の生産性を高めているとは言えません。一方で、住宅事業の減少は不可避の状況になっています。市場は縮小するが生産性は高まらないという中、生産の事実上の担い手であった大工は高齢化する。この矛盾を解くことが、市場から受け入れられ、ビジネスとして成立すると考えました。
ハードとソフトの融合
このイノベーションを実現するべく私たちが誕生させたのが、この「木造大型パネル受託加工サービス」です。具体的には、柱・梁・サッシ・断熱材までも組み込んだ大型パネル工法を開発し、その提供方法をサービス事業と位置付けました。 一つのヒントになったのは、プレカット事業の成長の過程です。木造軸組の場合、その殆どは、プレカットメーカーを通じて、材料から「建設部材の一つ」となって、現場に供給されます。いわば、「部品化」です。しかも特定された1社の系列や専用になっているケースは極めて稀で、誰の注文でも受け入れて、部品化するというインフラが出来上がっています。このオープンな「受託加工型」が、プレカット事業を飛躍させています。
大工の建て方の機能をもった技術工法開発(ハード)と、プレカット事業を飛躍させた受託加工というサービス(ソフト)の、ハードとソフトが一体化する事でイノベーションを可能にすると考えたのです。
一方で、大型パネルを生産するには、プレカットメーカーは無論の事、パネル製造能力、それも梁や柱、サッシまでも組み立てる事が出来る生産者との提携が必要となります。この事業の生産提携パートナーとして、テクノエフアンドシー社にこの構想を持ち込み、開発に留まらず、事業化までの道筋がつけられました。
誰のものでもなく、
誰のものでもある工法
見た目から便宜的に「大型パネル工法」と称していますが、この工法には実は名前がありません。なぜならこの方法は私たちが私有しているものではなく、利用される方々のための工法であり、すべてのお客様の工法だからです。 それぞれの住宅会社には、固有の品質基準や差別化戦略があります。それをすべて受け入れることから、この事業は構想されています。住宅会社の、木材の樹種、サッシ、断熱材、接合金具などの選択肢を受け入れる「オールオプション受入式」であり、それを「受託加工」や「サービス事業」と表現しています。
小口からでも発注できる「OEM事業」でもあり、家電業界では既に世界的にスタンダードになっている「EMS事業」でもあります。
木造住宅を建てる
すべてのお客様のために
大工の高齢化で建て方に不安を抱えている工務店様、ZEH対応で煩雑な設計業務や現場施工の高度な技術対応に悩まれているビルダー様、建設業務を不得手としているが新築事業に進出したいリフォーム業様、大規模な分譲事業で短期間に建設を終了したい分譲事業者様、etc.…。すべての方々にとって、お役に立つ事業だと自負しています。
工法を私有化しない事で顧客本位の事業構造を有する点、難解で高度な大工の技が必要だった建て方建設を技術的に明らかにした点、梁までも組み込んだ大型パネルを全国供給できる生産インフラを持っている点など、今後の成長も加味しながら、住宅会社の期待を裏切らない事業へいち早く成長させる所存です。どうぞご期待いただき、本サービスをご活用ください。

開発者

木材建材本部

開発事業部長 塩地 博文

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